当ブログをご覧いただきありがとうございます。管理人のnasupiです。
在タイ7年目の我が家ですが、タイに住んでいて何が嬉しいかって、美味しいタイ料理がいつでも食べられること!
週7日、多い時は1日3食タイ料理を食べるほどタイ料理が大好きな私たち夫婦。
我が家にはお料理好きなメイドがいるので、今まで実に色々な種類のタイ料理を作ってもらったのですが、最近は繰り返しリクエストするタイ料理メニューが定まってきました。
タイ料理のバリエーションの多さには驚きます!
今回は数あるタイ料理の中でも、
【在住者おすすめタイ料理】
タイ人メイドに繰り返しリクエストするメニュー
をテーマに、以下にまとめてみました。
料理の作り手である我が家のメイド
我が家には2名のメイドが働いていますが、料理担当のメイドは住み込みで働いており、食材の買い出し含め料理全般を任せています。
タイ東北地方(イサーン)出身なので、得意料理はもちろんイサーン料理。そのため我が家の食卓には頻繁にイサーン料理が並びます。
洋食や和食もはじめの頃は作ってもらっていましたが色々と不都合があり、現在はほぼタイ料理のみ任せています。タイ料理以外を家で食べたいときは自分たちで作るか、デリバリー。
ちなみにナニー担当のメイドは通いで働いており、料理は任せていません。
タイ料理における私たちの嗜好
私たちの嗜好としては、毎日タイ料理でもOK。
辛さには強い方で(在タイ7年でだいぶ鍛えられました)、観光客向けの辛くないタイ料理には物足りなさを感じます。
砂糖の多用と、MSGの使用は避けてもらい、味の好みは随時メイドにフィードバック、もちろん感謝の言葉を添えて。
週末にビーフやラムを食べることが多いので、平日作ってもらう料理は鶏肉、豚肉、シーフード/魚、を連続しないようメニュー構成をし、毎週週間カレンダーを作成して依頼しています。
メニューは食べたいものが決まっていればリクエストするのですが、特になければ使って欲しい食材だけ伝えるか、それすら面倒な時は完全にメイドに丸投げw。
以下、おすすめタイ料理の紹介とともに辛さレベルを☆5段階で表示していますが、こちらは完全に主観ですので軽〜いご参考までに。星☆ひとつのものでも普通に辛いと思います。
おすすめタイ料理:肉魚系おかず
カオパット(ข้าวผัด)
辛さレベル:―
いわゆるチャーハン。気分によってチキンか豚かシーフードなど具材を変えています。
カオパットは子供達も大好きなので金曜日にたくさん作ってもらい、お料理担当のメイドがお休みの週末に子供達に食べさせる、というのがズボラ主婦のアイディア。
食べる直前にライムをジュッと絞り、添えられた唐辛子+ニンニクスライスを入れたナンプラーをお好みに応じてかけて食べるとGood!
パットガパオ(ผัดกระเพรา)
辛さレベル:☆
日本語ではよくガパオライスと呼ばれる、挽肉とバジルの炒め物。カイダーオ(目玉焼き)はマストでつけてもらいます。
タイ料理で何食べようかなと迷ったらガパオライスで間違いがありません。
我が家の庭にガパオの葉(ホーリーバジル)がたくさん生えるので、そこから摘んで作ってくれます。
ガパオは何のお肉でも作れますが、私のイチオシは「パットガパオヌア(牛ひき肉のガパオライス)」。
クアクリン(คั่วกลิ้ง)
辛さレベル:☆☆☆
タイ南部のドライカレー。クアクリンペーストの味が好きでさまざまなお肉のバージョンを作ってもらいましたが、やはり定番の豚ひき肉(クアクリンムーサップ)が一番おすすめ。
カフィアライム(コブミカン)の葉っぱを細切りにして一緒に炒めるのですが、この葉っぱの香りがとても爽やか。好きな方だったら病みつきになること間違いなしです。
パットプリックゲーン(ผัดพริกแกง)
辛さレベル:☆☆
我が家では主に、ポークロインを一口大に薄切りし、ロングビーンと共にレッドカリーペーストで炒めます。
ロングビーンの歯応えが癖になる…!こちら夫の大好物。
ガイトート(ไก่ทอด)
辛さレベル:―
フライドチキン。ナンプラーで下味をつけるのですが、これがいい塩加減でとても美味しい。子供もガイトートが大好き。
どんな鶏肉の部位でも作ってくれますが、ドラムスティックで作るガイトートが一番お気に入り。
カオマンガイ(ข้าวมันไก่)
辛さレベル:―
チキンライス。代表的なタイ料理ですが、作るのに手間がかかるらしく、リクエストした日はメイドの気合いの入りようが手に取るようにわかります。笑
詳細な作り方は分かりませんが炊くお米は一度フライパンで炒め、その後チキンの脂と生姜と何やら混ぜて炊飯。チキンは茹で、その茹で汁でスープを作ります。冬瓜とパクチーが入っており優しい味つけ。
個人的にカオマンガイにおいて一番大事なのはソース。生姜が効いていて美味。
はじめ鶏もも肉で作ってもらっていましたが脂っこさが気になり、ある時から鶏むね肉に変更してもらいました。今ではこちらが我が家の定番。
お店で食べる時はガイトートも乗ったパソム(茹でチキンと揚げチキンの2種類が一皿に載っている)をオーダーします。
プラートゥー(ปลาทู)
辛さレベル:―
タイのサバで、首が折れた強烈な見た目でスーパーに並んでいます。
我が家ではよくプラートゥーを油で揚げ、ナムプリックなどの激辛ソースと一緒に食べます。
おすすめタイ料理:スープ・カレー系
トムヤムクン(ต้มยำกุ้ง)
辛さレベル:☆☆
これまで色んなお店でトムヤムクンを食べてきましたが、我が家のメイドの作るトムヤムクンは辛さ酸味甘みレベルを好みに合わせて作ってくれるので美味しいです。これが家庭で作る最大のメリットですね。
一般的に親しみのある名称としてトムヤムクン(グン=えび)、と書きましたが、我が家はエビの他にイカや白身魚やムール貝も入れたトムヤムタレー(シーフード)をリクエストすることが多いです。
ちなみにトム=煮る、ヤム=和える。
トムカーガイ(ต้มข่าไก่)
辛さレベル:☆
トムヤムクンよりリッチなスープ系を食べたい時にはトムカーガイをリクエストします。
トムカーガイの「カー」とはタイの生姜のような野菜で(生姜とは違う!とメイドは主張します。私的に言えば生姜風味の固い芋?)、我が家の庭にニョキニョキ生えています。
ココナッツミルクを使用するので、脂っこい鶏もも肉よりは鶏むね肉が合います。
トムパッカードーン(ต้มผักกาดดอง)
辛さレベル:☆☆☆
スペアリブと高菜のスープ、というとイメージしやすいでしょうか。
クリアに近いスープなので見た目はさっぱりしていそうなのに、コクのある味わいでとても美味。メイド曰く、骨つきポークリブをはじめに熱して骨髄の脂を溶かし出し、それをスープに使用するのが美味しさの秘訣だそうです。
ゲーンハンレー(แกงฮังเล)
辛さレベル:☆
大好きな北タイ料理。生姜の効いた甘みのあるカレーと、ほろほろのポークが絶品でご飯が進む進む。
ゲーンハンレーのペーストを使用し簡単に作れるそうです。
タレーパッポンカリー(ทะเลผัดผงกะหรี่)
辛さレベル:☆
シーフード卵とじカレー。
タイ料理ではプーパッポンカリーが有名ですが、プー(カニ)が近所のスーパーにないので、我が家ではタレー(シーフード)パッポンカリーを作ってもらいます。
ゲーンソム(แกงส้ม)
辛さレベル:☆☆
タマリンド由来のスープの酸っぱさが特徴のタイ南部料理。
夫お気に入りのタイ料理で、レストランでも見つけたらオーダーしています。
チャオム(アカシア)の葉っぱが入ったオムレツをスープに入れます。
私は最近まで庭に生えている木がチャオムだと知らず雑草がえらい育っちゃったなぁと思っていましたが、まさにその雑草を料理に使用していたので驚きました。
ゲーンペット(แกงเผ็ด)
辛さレベル:☆☆
レッドカリー。
具材は色んなバージョンがあると思いますが、我が家のメイドはよくたけのこを入れてくれます。
ゲーンキアオワーン(แกงเขียวหวาน)
辛さレベル:☆
グリーンカリー。
丸なすがジューシーで美味しい。スイートバジルの香りが独特でタイ料理感が楽しめるので、海外からゲストが来た時に作ってもらうことが多いです。
パネンカリー(แกงพะแนง)
辛さレベル:☆
ピーナッツの香りが特徴的なタイ南部発祥のカレー。
ルーツはマレーシアのペナン島だそうで、その「ペナン」が訛ってタイでは「パネン」と呼ばれているそうな。
おすすめタイ料理:サラダ系
ソムタム(ส้มตำ)
辛さレベル:☆☆
パパイヤサラダ。
リクエストすると、タイ流かイサーン流(タイ東北地方の味付け)のどちらがいいか訊かれます。イサーン流は腐った魚のような匂いがするので(失礼w)、ベーシックなタイ流をリクエストすることが多いです。
一度ココナッツシュガーを抜いて作ってもらいましたが、こんなに味変わる!?と驚くほどに美味しくなかったので、ソムタム食べるなら糖質制限をしていてもココナッツシュガーは抜かない方がいいです。
ヤムウンセン(ยำวุ้นเส้น)
辛さレベル:☆☆
酸味の効いたさっぱりとした春雨のサラダ。
我が家のメイドが作るヤムウンセンは、茹でた豚ひき肉とシーフードを両方使用します。
ラープムー(ลาบหมู)
辛さレベル:☆
ミントやライムなどが爽やかな豚ひき肉のサラダ。メイドの出身地イサーンの料理。
粗挽きの炒り米(我が家のメイドはもち米を使用します)を混ぜるのでユニークな食感と風味が楽しめるのも特徴。
そういえば昔は鴨ひき肉のラープが好きで、これを食べるためにレストランに足繁く通ったことがあります。レストランで見つけたらぜひお試しください。
ナムトックムー(น้ำตกหมู)
辛さレベル:☆
味付けはほぼラープと同じですが、ラープムーが茹でた豚ひき肉を使用するのに対し、ナムトックムーは焼いてカットした豚肉を使用します。
ナムトック=滝、の意。肉を焼くときに滴る油を滝になぞらえているとか。
豚肉をバーベキューするのでバーベキューカテゴリに記載するか迷いましたが、タイではナムトックムーという料理はサラダとして扱われるのでこちらに入れました。
ナムプリックガピ(น้ำพริกกะปิ)
辛さレベル:☆☆☆☆☆
発酵させた小エビを、唐辛子をはじめとするさまざまな調味料と合わせてペーストにしたもの。これを生野菜や茹で野菜などと一緒にいただきます。非ッ常に辛い!
こうした唐辛子ペースト(ナムプリック)のタイ料理は他にも色々と種類があり、今までに青大唐辛子を使ったナムプリックヌムや、ひき肉とトマトを使ったナムプリックオーンを作ってもらったことがあります。
ただ個人的ベストオブナムプリックはやはり、このナムプリックガピ!
ムーマナオ(หมูมะนาว)
辛さレベル:☆☆☆☆☆
茹でた豚肉を生野菜などと共に、激辛マナオソースをかけて食べます。
マナオとはタイのライムのようなもの。庭のマナオの木に実がたくさん実っているのを見たら「あー、そろそろムーマナオ食べたいな」となります。
我が家では豚肉かシーフードと食べることがほとんどですが、メイド曰く「チキンとも食べられるけれど美味しくないのでおすすめしない」とのこと。
おすすめタイ料理:野菜炒め
パットカナーファイデーン(ผัดคะน้าไฟแดง)
辛さレベル:☆
カナー(太い茎を持つタイの葉物野菜)を強火で炒め、調味料で味付けしたもの。
レストランでは揚げ豚肉などが入った肉野菜炒めとしてメニューにあることが多いですが、我が家ではいつも肉抜きのサイドディッシュとして作ってもらいます。
パットパックブンファイデーン(ผัดผักบุ้งไฟแดง)
辛さレベル:☆
空芯菜炒め。
味付けはパットカナーファイデーンと同様。
私は空芯菜好きなのですが、夫曰く「歯に詰まる」とのことで最近出番少なめ。
ガラムプリートートナンプラー(กะหล่ำปลีทอดน้ำปลา)
辛さレベル:☆
キャベツのナンプラー炒め。歯に詰まる空芯菜に代わって最近出番が多くなりました。
炒め物なのになぜトート?(=揚げる)と思いメイドに聞くと、油多めに炒めることもトートを用いるんだそう。一概に和訳に当てはめられない奥深きタイ語表現。
パットパック(ผัดผัก)
辛さレベル:―
パット=炒める、パック=野菜。その名の通りの野菜炒め。
冷蔵庫の残り野菜を使い切りたい時のお助けメニューなので、中の具材は日替わりです。
パットマクア(ผัดมะเขือ)
辛さレベル:―
長なすとひき肉のバジル炒め。
庭にわさわさとホーラパー(スイートバジル)が育つので、定期的にこのメニューを作ってもらいます。
ホーラパーの味がアクセントになりますが、タイ料理の中でも日本人の口に合いやすい味じゃないかな。
おすすめタイ料理:ヌードル系
パットシーイウ(ผัดซีอิ๊ว)
辛さレベル:―
日本語で無理やり表現するなら…タイ風醤油焼きうどん、かしら。タイ料理の麺カテゴリの中で個人的に一番好きなメニューです。
詳細な作り方はあまりわかっていませんが、メイドのやり方を見る限りもちもちの太米粉麺を黒醤油にしばらく漬け込み、卵とカナーとともに炒めます。
食べる直前に唐辛子入りのお酢をたっぷりかけ、その水分を利用してくっついた麺をほぐしながら食べるるのが私流の食べ方でございます(伝われ…!)。
クイッティアオ(ก๋วยเตี๋ยว)
辛さレベル:―
チキンヌードルスープ。麺は卵麺だったり米麺だったり、その時の気分によって変えてもらえます。何も言わないと細米麺になるので、メイド的おすすめは細米麺なのかも。
タイ料理で有名な麺料理であるパッタイやカノムジーン、カオソーイなども作ってもらったことがあるのですが、結局我が家のデイリーな食事として繰り返しリクエストする麺料理はパットシーイウかクイッティアオになりました。
おすすめタイ料理:バーベキュー系
イサーンの家庭には必ず一家に一台ある(イサーン出身メイド曰く)というこの炭火バーベキューセット。
我が家で働き出した頃バーベキューがしたいと言い出したので、私たちが持っているバーベキュー使っていいよ!と言ったところこれじゃないとのこと。
メイドはその足で買いに出て、小脇に抱えて戻ってきました。200THBほどで一式買えたと。
ガイヤーン/ムーヤーン+カオニャオ(ไก่/หมูย่าง+ข้าวเหนียว)
辛さレベル:―
大好きなイサーン料理。チキンや豚肉を炭火焼きにして特製タレといただきますが、やはりチャコールの香りが格別。
ガイヤーン/ムーヤーンの時は必ずセットでカオニャオ(もち米)を炊いてもらいます。
プラーニン(ปลานิล)
辛さレベル:―
プラーニン(ティラピア)の食べ方はいろいろありますが、我が家の定番は炭火焼き。
下処理をしたプラーニンのお腹にハーブやライムを詰め込んで炭火で塩焼きにします。
魚自体は辛くないので辛さレベルなしとしましたが、添えられるソースが激辛ですのでお好みの量でいただきます。
番外編:おすすめ東南アジア料理
アドボ(フィリピン料理)
スペインの肉料理「アドバード」が元となるフィリピンの家庭料理。
メイドは以前フィリピン人奥様のいる家庭で働いていたためフィリピン料理も少々覚えたそうで、アドボは得意料理の一つとのこと。
現地フィリピンではチキンやポークロインなど色んなレシピがあるようですが、我が家のメイドはこの料理の時は必ず骨付きポークリブを使用します。
黒胡椒の実を丸ごと入れるので、それを噛んだ時のピリッとしたアクセントがクセになる料理。
チキンサテ(インドネシア料理)
ピーナッツソースをつけて食べるインドネシア発祥のやきとり。東南アジアに広まりタイでも色んな場所で食べることができます。
鶏ささみ肉を使って何か作ってーとリクエストしたらこちらを作ってくれました。
作り方は色々みたいですが、メイドはバーベキューコンロではなくオーブンで焼いていました。
おわりに
大好きなタイ料理のことになると熱が入り、こんな長文記事になってしまった…!
この記事で紹介したタイ料理は私のおすすめを集めたもので、数多くあるタイ料理メニューのほんの一部でございます。
タイ料理はまだまだ美味しいものがたくさんなので、ご自身のお口に合うメニューや食べ方を模索してみてくださいね。
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